医学生、研修医、若手医師の方向け。
研修医になったばかりです。将来、勤務医でやっていくつもりですが、何となく不安なところがあります。勤務医の道1本でよいのか?マルチタレントな医師とかどうなの?。。。とか。いろいろ考えています。アドバイスがあればよろしくです。
こんなお悩みを解決します。
✔ 本記事の内容
- これからの勤務医におすすめ7つのToDoリスト
- 具体的な方法と解決策
✔ 本記事の信頼性
勤務医ブログ管理人 The 勤務医:医学博士、米国に1年間留学あり。各種専門医の資格あり。FACS。弁護士法人顧問医。長い間、外科勤務医としてやってきて、自分が若かったら受けたいメッセージを7つのToDoリストとして解説している。
ここでは、医学生、研修医、若手医師の方に、勤務医としておすすめの7つのToDoリストを解説します。
目次
1.医師としてのコアバリュ―を築く
医学部を卒業して10年間は、医師としてのコアバリュ―を高める大事な時期です。
どの診療科を選んでも、その診療科で通用する職業人医師としてのプロフェッショナリズムを醸成するのに、10年間は必要です。
例えば、消化器外科医を名乗るには、最低10年は、かかります。消化器外科医の前に、日本外科学会外科専門医を取得する必要があり、これには卒後6年かかります。その後、3年で日本消化器外科学会専門医を認定試験で取得できます。
メジャーな診療科では、サブスぺを意識しましょう。マイナー科でも、10年はその道で実臨床経験がないと、周りはその道のプロとは認めません。
ここで、コアバリュ―を高めることに専念しないと、モラトリアムとなる可能性あります。医師資格は持っているものの、“自分の医師としてのアイデンティティは?”となります。
卒後10年は、選んだ道のコアバリューを高めることに専念しましょう。そうすることで、開業するにしろ、勤務医に徹するにしろ、教授になるにしろ、自分の立ち位置をしっかり認識できます。
医師としてのコアバリュ―の確立は、医師を名乗ってお金をもらっていくうえでの基盤です。
2.学会とアメックスカードの相性がよい
学会には宿泊と交通がつきものです。特に国際学会は、観光を兼ねて出席したいものです。
学会は、学術の一つの到達目標であり、デイリーワークからの息抜きもできますよね。
The 勤務医も学会には随分出席してきました。その時役に立ったのがアメックスカードです。
宿泊では、マリオットアメックスプレミアム。
交通(飛行機)では、ANAアメックスゴールド。
宿泊、交通、食の3拍子がすべてそろっているのが、アメックスプラチナ。
マリオットアメックスプレミアムは、カード更新&年間150万円でマリオットボンヴォイ系列ホテルの50,000ポイントの2人1泊無料のサーティフィケ―トが付いてきます。
さらに、年間400万円利用するとプラチナエリートになれます。
例えば、2泊するとしても、1泊は無料で宿泊可能となります。50,000ポイントのサーティフィケ―トは、カテゴリー7までのホテル宿泊が可能です。
さらに、マリオットボンヴォイポイントが貯まると、世界で6700以上あるラグジュアリーホテルに無料で宿泊できるので、学会参加支給費は、交通費などに回せます。
ANAアメックスゴールドは、ANAを利用するときに、もってこいの上級カードです。
キャンペーンもよくやっています。
アメックスプラチナは、宿泊、飛行機、食と3拍子そろって、これがあれば、他のカードはいらないとなります。メタルの質感もvery goodです。
3.勤務医1本の給与収入への依存は危険
勤務医の給与が今後上がっていくことはないです。
医師の収入は今後必ず減少する!【5つの理由と3つの対応策】で書きましたが、
- 診療報酬の引き下げ
- 医師過剰時代の到来
- 働き方改革で時間外労働に規制が入る
- 物価上昇率2%が達成されることで資産は目減りする
- 人口減少・超高齢化が進むことで労働人口が減り、経済規模が縮小する
以上が根拠です。
したがって、医師の特性を活かした副業(バイト・ブログや不動産)とか、税金対策(節税)とか、個人事業主や法人化とか、対応策が必要となってくるのは必然です。
4.マルチインカムシステムを作る
勤務医1本の給与収入では危険ですから、マルチインカムシステムを作ることが安全となりますし、心に余裕が出てきます。
The 勤務医は、勤務医のかたわら、
- 定期バイト
- スポットバイト、手術応援
- 不動産ビジネス(表面利回り現在20%)
- 国保審査委員
- 弁護士法人顧問医
- 講演
- ブログ
- 投資(米国株、ETF、CFD、FX)
- 仮想通貨(国内・海外取引所、Defi、NFT)
- アメックス・アンバサダー
など、やっています。
医師は“信用”というエッジが効くので、銀行、官、法曹、クレカ業界とは相性が良いです。
医療人材紹介業も視野に入れています。
5.開業するなら、綿密かつ狭く深く
昭和の終わり、平成の初めころまでは、どんぶり勘定の開業でもOKでした。
高度経済成長期にあって、老人医療費は無料で、診療所は憩いの場でもありましたし、医師優遇税制は最高でした。
今、この感覚で開業すれば一巻の終わりです。
開業は厳しくなっていますが、一方、開業も選択肢としては、ありです。
二律背反のようですが、ピンチはチャンスでもあります。
周りには、開業で銀行から差し押さえられたところもありますが、流行っている所もしっかりあります。
開業で流行っている所の具体例
- 甲状腺だけみる診療所(手術は連携病院で執刀)
- 女性医師による大腸カメラ専門消化器内科
- 地方で広域24時間救急
- 都会で女性医師による女性泌尿器科(診断装置は共用)
- 訪問診療100%
綿密なコンセプトで狭く深くが共通点です。
6.トライandエラーの繰り返し
結局、医師はコアバリュ―を築いてガチホして、try and errorの繰り返しです。
Try and Errorのコンセプトは、ホリエモンのビジネス4原則が参考になります。
【ビジネス4原則】
1.小資本で始めることができる(=初期費用が掛からない)
2.在庫をできるだけ持たない
3.利益率が高い
4.定期的な収入が見込める(=継続的に課金される)
いろいろなことをちょっと試してみて、伸びしろがありそうであれば、注力を注ぐ。
失敗は、行動を起こして、ダメになるというよりは、何もしないこと。
これを頭に入れて、医師人生を謳歌すれば、後悔ないものと思っています。
7.新興市場に情報アンテナを張る
世の中、急速に動いています。
SNSがFacebook、Twitter、YouTube、Instagram、TikTok、Pinterestをはじめ、世界のマーケットを席巻しています。
マーケットも、日本株式から、米国株式、FX、CFD、仮想通貨とありとあらゆるものがあります。
情報伝達のSNSは、Facebook、YouTubeがややすたれ気味で、音声SNSのVoicyなどがにわかに人気が上がっています。
社会派ブロガーのちきりんさんやNFTプロデューサーのイケハヤさんのプレミアムVoicyを聞いています。
音声メディアは、“ながらヒアリング”ができますので、ハマっています。
投資関連は、米国株と仮想通貨がメインです。
米国株は数年後の再編成AI社会の到来を信じて、C3aiとPLTR(パランティア・テクノロジー)にベットしています。(投資は自己責任でお願いします)
VOO(バンガード・S&P500 ETF)とQQQ(米国のNASDAQ100指数に連動する米国インデックスETF)、米国株投資は楽天証券でやっています。
仮想通貨は、国内取引所は、
海外取引所は、
でやっています。基本、国内取引所の取引所で購入ーバイナンスに送金です。
仮想通貨は、BTC、ETH、SOL、ICPにベット(投資は自己責任でお願いします)。
DefiもPancakeSwapで、BUSD/BNBでやっています。
参考動画はコチラ
NFTもやっています。下記はOpenseaのMetaMaskイーサリアムチェーンで購入したNFT
仮想通貨、中でもDefi、NFTは、まだまだアーリーアダプターです。アーリーアダプターで市場が伸びれば、先行者権益が発生します。
追加:勤務医は小規模企業共済へ加入して月7万円で節税+退職金にしよう!
8.まとめ
【これからの勤務医】7つのおすすめToDoリストというタイトルで解説しました。
サブタイトルは以下の通りです。
- 1.医師としてのコアバリュ―を築く
- 2.学会とアメックスカードの相性がよい
- 3.勤務医1本の給与収入への依存は危険
- 4.マルチインカムシステムを作る
- 5.開業するなら、綿密かつ狭く深く
- 6.トライandエラーの繰り返し
- 7.新興市場に情報アンテナを張る
- 8.小規模企業共済で節税+退職金
今回は、以上です。