こんにちは、The 勤務医(@The04916005)です。
今回は、これまでの「備忘録」と、これからの「意思決定」を人生7つのマトリックスとしてまとめました。興味のない方はすっ飛ばしてください。
悩む若手の社会人:勤務医として何をやっていこうか?リーマン稼業として何をやっていこうか?給料は増えるかな?、仕事もワンパターンとなりそうだな!組織に属しても属してなくても、自由にやっていきたい!
これは、若いころの私の心境です。あれから30年程が経過し、これまでやってきた中で良かったこと、物足らなかったことを「備忘録」として、これからやっていきたいことを「意思決定」として、当ブログで解説します。
✔本日の内容(人生7つのマトリックス)
- 外科医
- 弁護士向け意見書作成
- 産業医
- 仮想通貨
- 米国株
- 不動産
- アメックストラベラー
✔本記事の信頼性
勤務医ブログ管理人 The 勤務医 人生7つのマトリックスの実践者。
マトリックス:本来は「子宮」を意味するラテン語(< Mater母+ix)に由来するMatrixの音写で(英語では「メイトリクス」)、そこから何かを生み出すものを意味する。この「生み出す機能」に着目して命名されることが多い。
Wikipedia
目次
外科医
外科医になりました。
理油は、
- 手術手技の向上が、医師の経験値に直で反映されるから
- 飽きっぽい性格なので、検査、手技、手術、学術といろいろできて楽しそう
- がん、危ない患者さんをメス1本で救える可能性があるから
- とりあえず、どんな患者さんが来ても対応できそう
- ブラックジャックのファン
などだったかと。
医師の中で外科医を選択したことに後悔はまったくありません。忙しい時や、ストレスを感じる時もありますが、プロとしての結果をまじかに見られる、感じられる瞬間は、かなりの充実感・達成感です。
ただし、外科医を生涯継続はできません。目の衰え、体力の衰えで、やがては、テーパーリングの必要があります。今まさにこの時期かと感じています。
外科医の中で消化器外科医を選びました。
理由は、
- 最初に執刀した手術が虫垂切除(巷では盲腸)だったから
- 対応する疾患が多いから
- 肝胆膵外科が好きだったから
- 手術には臓器の再建があるから
- 緊急手術がそれほど大変ではないから
などだったかと。
消化器外科医を選択したことに後悔はまったくありません。特に高難易度手術の多い、肝胆膵外科にin chargeできたことは、誇りと感じています。
医学博士を取得しました。
理由は、
- 研究に興味があったから
- 英語で発表し、英語で論文を書きたかったから
- 箔が付くと思っていたから
- 一番取りやすい博士だったから
- 周りの仲間がとっていたから
などだったかと。
アメリカに留学しました。
理由は、
- 高校からの友がアメリカに既に行っていたから
- 医療の本場はアメリカだと思っていたから
- 留学先が魅力的だったから
- アメリカで生活してみたかったから
- 奥さんがが積極的だったから
などだったかと。
アメリカに留学したことに後悔はまったくありません。ほとんど手弁当で、家族5人で行ったので、借金も背負いましたが、得るものが大でした。
得たもの
- 英語スキル
- 手術スキル
- クルーズや観光の機会
- 外国人とコンプレックスのない会話力
- 英語論文、国際学会発表
外科系専門医を取りました。
取得専門医、直近の合格率と理由は、
- 日本外科学会専門医 83%(外科医に必須だから)
- 日本消化器外科学会専門医 88%(消化器外科医に必須だから)
- 日本肝胆膵外科学会高度技能指導医 40%(肝胆膵外科で目指す資格だから)
- 日本内視鏡外科学会技術認定医 35%(腹腔鏡下手術の技能を担保されるから)
- Fellow of the American College of Surgeons 不明(アメリカの外科医療が総合力No.1と思っているから)
などだったかと。
結論:外科医としての生き方に後悔はありませんが、死ぬまで外科医はできないというジレンマ少々あり。
弁護士向け意見書作成
弁護士法人の顧問医となり、定期で医療訴訟の意見書を作成しています。
医療訴訟の意見書作成のキモは、自身の知識と経験値をもとに、中立、客観的に書くことです。恣意的な要素が加わったらおしまいです。医師としてのアイデンティティがなくなりますし、メンタルがやられます。
日本の医療訴訟は、米国に比べるとはるかに少ないです。
なぜなら、
- 『先生が一生懸命頑張ってくれた』という俗説
- 弁護士に相談し、訴訟に至るまでにもかなりのお金がかかるから
- 勝訴率が高くない(25%ほど)
など理由がありますが、
今後は増えてくるかもです。
増える理由として、『医療情報がネットなど得やすくなった』があります。
増えない理由もあります。
- 国民皆保険で医療負担費が安い
- 弁護士相談のハードルが高い
- 勝訴率が低い
などなど。
米国の医師の医療賠償保険額は、ざっくり日本の十倍です。それだけ、医療訴訟が多いわけです。ただし、医師の収入も多いです。どちらが良いのかは、?です。
結論:長年の外科医経験を生かせるタスク。
産業医
産業医は、執筆中、まだ取っていません。産業医大の6日間50時間講習会の抽選に当たって、2022年度中には日本医師会認定産業医になる予定です。
産業医の取得目的は、法人設立です。それと、付加的には病院以外のパフォーマンスの期待かなと。
その次は、労働衛生コンサルタントを面接だけで。
友人の大学衛生学のProf.に聞いたところ、産業衛生学専門医、指導医を取得するより、国家資格の労働衛生コンサルタントに分があるだろうという意見をもとにしています。
ただし、産業医も需給バランスから、厳しい現状です。
結論:やってみないとわからない。
医師転職サイトに嘱託産業医登録するのも、需給バランスから妥当な選択肢。
仮想通貨
仮想通貨は、伸びしろがあると思っています。
仮想通貨に将来性がある背景として、
- 世界で銀行口座を開くことができない成人が22億人いる。
- 中央管理型金融システム(銀行、証券会社、保険会社など)は、やがてDefi(Decentralized Finance、分散型金融)と二極化する。
- 仮想通貨のETF(Exchange Traded Fund、上場投資信託)が次々出てくる。
- 機関投資家が次々参入する。
- NFTがどんどん出てきている。
などなど。
仮想通貨は、グローバルコインで、各国で何があろうとも、資産としての価値は変わりません。
結論:触って損はないかと。
米国株
米国株は、世界で最も伸びしろのあるマーケットと認識しています。
米国がこければ、かなりの世界経済がこけるわけで、株にコミットするからには、米国が基本です。
楽天証券で口座を開き、つみたてNISAでS&Pで33,333円/月、全米・株式インデックスに16,667円/月、楽天カードで決済、ポイント付き。ポイントは再投資。
個別株は、AI(PLTRとC3AI)に、ほぼほぼすべて入れています。
2022年4月18日:PLTR: 386株(平均取得価格:15.8$)、C3AI: 190株(平均取得価格:45.7$)、まだ拾っていく予定。
他は、NVDA、TDOC。
結論:AI革命は5年後に起こり、テンバーガーになると思い込んでいる。
不動産
不動産は物件選びがすべて。
ダメダメ物件は以下の通り。
- 都心の区分マンション⇒利回りが悪すぎる、空いたら0円。
- 瑕疵物件⇒買ったとたん、修理費莫大。
- 凝った作り⇒平凡な物件が需要高い。
不動産選択基準
- 表面利回り10%以上
- 節税となるかを徹底的に数字分析
- 表広告に出ているものは、概してダメ物件
- 多少空いても(40%くらい)トントンで回せる
などなど。
結論:不動産は100件みて1件あるかどうかと節税から見た数字分析。
アメックスとマリオット
カード払いできるところ(コンビニの108円コーヒーでも)は、すべてカード払い。ポイントはマイルかホテルポイントだけに交換。
アメックス・マリオットの利点は、
- キャンペーンボーナスで爆裂にマイルが貯まる
- アメックスホルダーになると、紹介でポイントが貯まる
- まじで、欧米ビジネス・ファーストクラスが利用できる
- リッツカールトンなどにポイントで泊まれ、アップグレードも期待
- ラグジュアリーな空の旅、ゴージャスなホテルライフが楽しめる
などなど。
結論:空の旅とホテルライフがお好きな方にはおすすめ。
まとめ
いままでの振り返りを備忘録として、これからの仕事、投資、趣味を意思決定として、解説しました。
産業衛生医と医療問題コンサルティング、不動産を法人で回し、外科経験をもった医師としての勤務医を給与保証とし、投資は仮想通貨、米国株、アメックスで旅を趣味として生きたいと考えています。
最後までご覧いただきありがとうございました。